ゼポジアのはたらき
潰瘍性大腸炎とリンパ球
潰瘍性大腸炎では、大腸の組織に「リンパ球」が集まることで、炎症がひどくなることが知られています。
1.リンパ節にあるリンパ球は血管に移動します。
2.リンパ球は、血管から大腸の組織に移動します。
3.大腸の組織に集まったリンパ球は炎症を起こし、症状を悪化させると考えられています。
ゼポジアを服用すると
ゼポジアは、炎症に関わっている「リンパ球」を「リンパ節内」にとどめることで炎症を抑え、潰瘍性大腸炎の症状を改善すると考えられています。
1.ゼポジアは、リンパ節内でリンパ球表面にあらわれるS1P受容体に結合します。
2.リンパ球は、リンパ節内にとどまり、血液中に出ていくことを抑えます。
3.その結果、大腸に移動するリンパ球の数が減り、炎症が抑えられると考えられています。
参考: | Lee SH, et al.:Intest Res 2018;16:26-42 ゼポジア電子添文 2024年12月作成(第1版) |