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ご注意いただきたいこと

ワクチンについて

過去に水痘または帯状疱疹にかかったことがない方や水痘・帯状疱疹ウイルスの予防接種をしていない方は、必要に応じてワクチンの接種を検討してください。
 
ワクチンを接種する場合は、ワクチンの効果が十分に得られるまで、ゼポジアの服用開始を延期します。
 
生ワクチンを接種する場合は、ゼポジアの治療開始1ヵ月以上前に接種し、ゼポジアの服用中および服用終了後3ヵ月間は避けてください。
 
不活化ワクチンを接種する場合は、ゼポジアの服用中および服用終了後3ヵ月間はワクチン接種の効果が減弱するおそれがありますので、医師に相談してください。
 

妊娠・授乳について

妊婦の方または妊娠している可能性のある女性はゼポジアを服用できません。妊娠している可能性がある女性は、治療開始前に妊娠検査を受けてください。

授乳中の方は、ゼポジアを服用中の授乳はしないことが望ましいとされています。

ゼポジアの服用期間中および服用中止後3ヵ月間は、胎児への悪影響を避けるために必ず避妊してください。
潜在的なリスクには、胎児の死亡や先天異常などがあります。
 
ゼポジアの服用期間中に妊娠が確認された場合は、すみやかに医師に連絡してください。胎児への潜在的な危険性について医師から説明があります。
また、すぐにゼポジアの服用を中止する必要があります。
 
授乳の可否については医師に相談してください。
動物実験で胚・胎児死亡や異常が認められています(ウサギ)。
また、本剤および代謝物が母乳に移行することが認められています(ラット)。

ゼポジア電子添文 2024年12月作成(第1版)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

現在、潰瘍性大腸炎患者さんと一般の方との間で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染または発症するリスクに差はありません。

ただし、新型コロナウイルス感染症を発症した場合、症状が落ち着いていない患者さん、ステロイド投与中の患者さん、ご高齢の患者さんでは、重症化率が高い傾向にあるため、注意が必要です。

症状が落ち着いている患者さんでは、一般の方と同じ感染対策を行うことを、お勧めします。

手洗い(手洗いができない場合は手指の消毒)
マスクの着用
大声を出すのを避ける
十分に換気する
3密(密閉・密接・密集)を回避する
参考: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下における炎症性腸疾患(IBD)患者さんへのお願い
https://web.sapmed.ac.jp/ibd-covid19/ (2025年2月閲覧)

他の医療機関にかかる際は、医師、薬剤師、看護師にゼポジアを服用していることを必ずお伝えください。